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【小学生】おすすめの塾20選|目的別に選べる塾の種類と特徴を解説
塾の選び方

2025.06.04

【小学生】おすすめの塾20選|目的別に選べる塾の種類と特徴を解説

小学生のお子さまの塾選びに迷っていませんか。

近年は塾の指導スタイルが多様化し、塾の選択肢が増えました。本人の性格を考慮しながら、より目的に合う塾を選びたいと思うと、どの塾にすればよいのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、小学生向けにおすすめの20の塾を紹介します。

いろいろな塾のスタイルやその特徴、費用についても解説していますので、お子さまに合った塾を見つけるために、ぜひ参考にしてください。

小学生が塾に通う目的

塾に通っている小学生は、主に次の目的で塾を選んでいます。

  • 苦手科目の克服
  • 自学自習の習慣づけ
  • 中学受験対策
  • 英語力の強化

実際に、どれくらいの小学生が塾に通っているのかを見てみましょう。

小学生の通塾率(学年別)

学年通塾率
公立私立
1年生27.9%64.2%
2年生20.0%66.6%
3年生34.7%77.0%
4年生29.6%77.0%
5年生46.6%79.2%
6年生50.9%75.0%
小学生の通塾率(学年別)

出典:「令和5年度 子供の学習費調査」(文部科学省)を加工して作成

文部科学省の調査データによると、小学3年生の時点で公立小学校の生徒の3割以上、私立小学校の生徒の7割以上が塾に通っています。

5年生になると、公立小学校の生徒の5割近く、私立小学校の生徒の8割近くに増えます。

これは、5年生になると学習内容が難しくなり、苦手科目が出てくる生徒が増えること、また、中学受験対策が本格化することなどが理由として考えられます。

苦手科目を作らず、よい成績を維持するためには、まわりの生徒より早くスタートし、学習習慣を身につけて予習復習を徹底することがポイントです。

小学生向けの学習塾の種類

小学生向けの学習塾は、大きく分けると3種類あります。それぞれのメリット・デメリットをまとめて紹介します。

集団指導塾

集団指導塾は、複数名の生徒が同じ教室で一斉に授業を受ける形式です。学校の授業と似たスタイルで行われます。

メリット

  • カリキュラムが整っており、計画的に学習できる
  • 生徒同士で競争意識が生まれ、学習への意欲が高まる
  • 料金が個別指導塾より抑えられている

デメリット

  • ちょっとしたつまずきから、授業についていけなくなる場合がある
  • 質問しにくい環境になることがある
  • 個別の弱点に対応しにくい

個別指導塾

個別指導塾は、講師と生徒が1対1、または1対2で学習する形式です。

メリット

  • 理解度に合わせた指導が受けられる
  • 自分に必要な単元や教科に集中して取り組める
  • 質問しやすく、学習内容が定着しやすい

デメリット

  • 料金が高くなる傾向がある
  • 講師の質や相性によって効果が左右される
  • 緊張感が保ちにくい場合がある

オンライン塾

オンライン塾は、自宅のパソコンやタブレットを使い、インターネット経由で授業を受ける形式です。

メリット

  • 通塾の必要がない(移動時間がかからない)
  • どこに住んでいても受講できる
  • 専門性の高い塾を選ぶことができる

デメリット

  • 通信環境や端末の準備が必要になる
  • 自習や自己管理が必要なため、集中力を保ちにくい場合がある

小学生の塾の費用相場

小学生の塾の費用を知るために、実際の塾の費用を紹介します。

<集団指導塾の費用例>

集団指導塾の費用は、月謝制です。

月謝
臨海セミナー2教科:30,800円
4教科:47,300円
栄光ゼミナール 広尾校4教科(2月〜8月):57,750円
4教科(9月〜1月):65,010円

<個別指導塾の費用例>

個別指導塾の費用は、「単価(1コマあたり)×受講するコマ数」という計算方法で決まる場合が多いです。

費用
創英ゼミナール1コマ(60分)あたり 約1,360円
栄光の個別ビザビ 広尾校1対2:1コマ(80分)あたり3,267円〜6,325円
1対1:1コマ(80分)あたり5,368円〜9,350円

これに加え、年間で次のような費用がかかります。

  • 入会金:2万円~3万円 
  • 教材費:2万円~5万円
  • 模試代(テスト費):1万円~10万円
  • 年会費(諸経費):1万円~3万円
  • 季節講習費:10万円~20万円 ※夏休み、冬休み、春休みなど

塾の費用はWebサイトには載っていないことが多いですが、入塾案内を取り寄せると確認できます。塾によって料金体系が異なるので、希望の塾の案内を取り寄せて、比較してみることをおすすめします。

小学生におすすめの塾20選

ここからは、小学生におすすめの塾をピックアップして紹介します。

集団指導塾

大手の集団指導では個別指導部門を持つケースも多く、併用も可能です。

臨海セミナー

臨海セミナーは、東京都や神奈川県を中心とした地域に教室を展開する学習塾です。

集団指導塾でありながらも、生徒一人ひとりと向き合い、質問や相談にも丁寧に対応してもらえる塾です。

生徒のやる気を引き出し、モチベーションを維持する工夫をしながら、成績アップや志望校合格を目指します。

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湘南ゼミナール

湘南ゼミナールは、神奈川県、千葉県、埼玉県、東京都に教室を展開する学習塾です。

アットホームな雰囲気で、楽しく通えると好評で、部活動との両立で忙しい生徒にも対応しています。自宅学習もサポートしています。

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明倫ゼミナール

明倫ゼミナールは、愛知県や三重県などに教室を多く持つ集団指導塾です。

小学部コースは、公立中学進学希望者対象のコースと中学受験コースに分かれており、それぞれの目的に合わせた楽しい授業で生徒が楽しみながら勉強できるよう工夫されています。

個別指導にも対応しています。

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第一ゼミナール

第一ゼミナールは、大阪府、兵庫県、和歌山県、広島県にある集団指導の学習塾です。

講師やスタッフと生徒の距離が近くて話しやすい雰囲気があり、「子供が好きな塾」「講師が良い塾」などの受賞歴を持つ塾です。

創業50周年の知識と経験を生かし、集団指導でも一人ひとりに丁寧に指導します。

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SAPIX

難関中学への合格者を多く輩出する中学受験専門塾です。入塾テストがあり、合格しなければ入れないため、低学年のうち挑戦し、早い時期に入塾する生徒が多いのが特徴です。

日能研

中学受験指導で長い歴史を持つ塾です。全国各地にあり、模試も実施しています。

しっかりしたカリキュラムが作られているため、塾の指導の通りに学習を進めるのが、合格への近道です。個別指導と併用している生徒も多いです。

四谷大塚

東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県に教室を展開する塾です。多くの受験生が四谷大塚の模試(全国統一小学生テスト)を受けることで知られており、偏差値の基準にもなっています。

浜学園

浜学園は、大阪兵庫、京都から、広島、沖縄まで、関西より西の地域に展開する塾です。難関中学の合格者を多数出すことで知られています。現在は、遠方の生徒向けにWebスクールも実施しています。

個別指導塾

学研教室

学研教室は、好きな時間に行って個人で学習し、講師にチェックしてもらうスタイルの塾です。

苦手な科目があっても、繰り返し学ぶうちに身につくよう、徹底した指導を行います。教室は全国各地にあるので、お近くの教室を選んでお問い合わせください。

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個別指導の明光義塾

明光義塾は、1対2~3で指導を行う個別指導塾です。学校の授業の補習にも、中学受験指導にも対応しており、丁寧で根気よく教えるスタイルに定評があります。

通うのが難しい場合には、オンラインにも対応してもらえます。

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個別指導スクールIE

「やる気スイッチ」で知られるスクールIEは、生徒一人ひとりのやる気を引き出し、高いモチベーションで学習に取り組むことを後押しする個別指導塾です。

全国に1,200以上の教室がありますが、人気があるため教室がどんどん増えています。独自の基準をクリアした優秀な講師陣のみが活躍しています。

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ナビ個別指導学院

ナビ個別指導学院は、生徒をほめて楽しく学習させる方針の個別指導塾です。

授業を聞いて「わかった」で終わらせず、問題を自力で解けるようになるまでしっかりサポートするのが特徴です。教室は、全国各地に700以上あります。

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個別教室のトライ

個別指導のトライは、専任講師が1対1で指導を行う個別指導塾です。

学校の授業の補習から、中学受験対策、集団塾との併用など、それぞれの目的に合わせてカリキュラムが組まれます。

進路指導も丁寧に行われており、生徒の性格や個性に合った中学校をピックアップしてもらえます。

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創英ゼミナール

創英ゼミナールは、神奈川県で第一志望合格率No.1の個別指導塾です。

受講料が安く、個別指導なのに月5,225円〜というリーズナブルな価格設定が特徴。週4コマ通っても、月謝は21,780円です。

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進学個別指導塾TOMAS(トーマス)

TOMASは、難関校の中学受験に強い個別指導塾です。指導体制がしっかりしていて、生徒の強みや苦手分野を把握して対策してもらえます。

過去問対策もしっかりしており、志望校の過去問はもちろん、出題傾向が似ている学校の過去問から適した問題をピックアップして学習します。

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オンライン塾

明光義塾 対話型オンライン

明光義塾 対話型オンラインは、個別指導の明光義塾のオンライン講座です。

対面指導と同等の指導をオンラインで受けられるので、塾が近隣にない地域の生徒が多く受講しています。オンラインでも丁寧に見てもらえるので、おすすめです。

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スクールIEオンライン

個別指導のスクールIEのオンライン塾です。オンライン指導の経験を豊富に持つ講師や難関大学の大学生講師が1対1または1対2で指導します。

講師の他にプランナーが入り、個々の目標や現在の成績に合わせて学習プランを立ててもらえます。

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早稲田アカデミー個別進学館のオンライン個別指導

難関中学合格者を多く輩出している早稲田アカデミーの個別指導塾です。

早稲田アカデミーの授業を受けたいけれど、習い事や立地の問題で通えない生徒が受講しています。個別指導でもハイレベルな授業を受けられると好評です。

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名門会Online

名門会Onlineは、プロ家庭教師の名門会が行うオンライン塾です。

指導歴の長いベテラン講師をはじめとする、質の高い講師陣が、全国各地に住む生徒にオンラインで指導します。

社会人プロ講師コースと、学生講師コースがあり、学生講師コースは割安で受講できる仕組みになっています。

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Preステップオンライン

Preステップオンラインは、他の塾が合わなかった生徒や、不登校のお子さまも多く受講している塾です。

今の学年の学習についていけない場合でも、前の学年の内容から指導してもらえるので、勉強が苦手だった生徒も成績アップに成功しています。

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小学生の塾を選ぶポイント

小学生のお子さまの学習塾を選ぶ際にチェックしたい6つのポイントを紹介します。

立地・通いやすさ

塾は、可能であれば近隣地域にある中から選ぶのがおすすめです。

夜に遠くの塾に通うのは小学生には負担が大きく、また帰宅が遅くなってしまうため勉強時間や睡眠時間が削られてしまう可能性があります。

徒歩圏内にあれば安心ですが、公共交通機関を使う場合でも、あまり遠くならない地域にすると安心です。

目的に合っているか

塾に通う目的は、苦手教科の克服や、中学受験などさまざまです。塾の指導内容や方針もそれぞれなので、お子さまの目的に合った塾を選びましょう。

塾を決める前に個別面談をして、不明点や不安なことを確認しておくことをおすすめします。

塾の雰囲気と講師の教え方

小学生の場合、授業のわかりやすさはもちろん、塾の雰囲気や講師の親しみやすさも重要です。

体験授業に参加して、講師との相性や授業の分かりやすさ、塾全体の雰囲気をよく確認し、合っていると思う塾を選ぶのがポイントです。

自習室や自習スペースがあるか

自習室や、空き時間に自習するスペースがあるかどうかを確認しておきましょう。

「家で勉強するから自習室は不要」と感じるかもしれませんが、実際に通ってみると、早めに到着したり、待ち時間ができたりして、少し塾で勉強したいことも多いものです。

自習の際に講師に質問もできるかどうか、すぐに回答してもらえるかどうかも確認しておくことをおすすめします。

家庭との連携

塾と家庭との連絡体制がどうなっているのかも、確認しておきたいポイントです。

「気になることがあるときに、いつでも面談をしてもらえるのか」「進路相談に乗ってもらえるのか」といったサポート体制についてもぜひ確認しておいてください。

費用と講座内容のバランス

塾への支払いは長く続くものなので、予算内におさまるかどうか、その費用で十分な指導を受けられるかどうかを調べておきましょう。

重要なのは、他の塾との比較で決めるのではなく、予算内で十分な指導を受けられるかどうかです。

塾の料金体系は複雑で、後から予定外の費用が加算される例もあるため、塾に問い合わせて調べておくと安心です。

小学生が塾に通い始めるタイミング

皆さんの中には、塾にいつから通い始めたらよいのかを迷っている方もいるのではないでしょうか。高学年になるほど塾に通っている生徒は増えますが、通い始めるのが早いに越したことはありません。

ここでは、塾に通う目的ごとに、通い始めるのに適したタイミングを紹介します。

学校の授業の補習の場合

学校の授業で分からないことがある場合や、ついていけるか不安な場合は、今すぐ塾に通い始めるのがおすすめです。

授業が難しくなっていくと、ちょっとしたつまずきから授業についていけなくなり、テストの点数が急落してしまうこともあるためです。

苦手教科は、早く塾に通うほど時間をかけずに対処できます。お子さまの様子をよく見て、必要になったらすぐに検討を始めることをおすすめします。

中学受験対策の場合

受験対策が目的の場合は、新4年生(3年生の3学期)から入塾する生徒が多いです。

中学受験の場合は、新4年生から3年単位でカリキュラムが組まれることが多く、そのタイミングで入塾すれば授業についていきやすいためです。

ただし、人気の塾は新4年生の時点ですでに満席になっている場合があるので注意しましょう。

関連記事:【中学受験】勉強はいつから始める?学年別の効果的な学習法を解説

英語力強化の場合

小学校の英語の授業が本格化したことで、塾で英語を学ぶ生徒が増えました。英語力の強化のために塾を探す場合は、「聞く・話す・読む・書く」の4技能をしっかり学べる塾を探す必要があります。

近隣に適した塾がない場合は、オンライン塾を検討してみることをおすすめします。

関連記事:【小学生向け】英語塾選びで迷わない!目的別おすすめの塾10選と選び方のポイント

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